犬に柑橘類はダメ!?柑橘系の香りや匂いが苦手かアロマも避けた方がいいか調査!

甘酸っぱくておいしい柑橘類・柑橘系には多くの種類があります。

そして、どれも良い香りがしますよね。

そんな柑橘類・柑橘系を、犬は私たちと同じように食べることはできるのでしょうか?

飼い主さん

犬に柑橘類はダメということも聞くわよね。本当に、ワンちゃんに柑橘類を食べさせてはいけないのかしら?
犬は柑橘系の香りや匂いが苦手なの?アロマも避けた方がいいのか知りたいわね

飼い主さん

この記事はこんな人にオススメ!
  • 犬に柑橘類や柑橘系は食べさせちゃダメなの?
  • 犬は柑橘類や柑橘系の香り・匂いは苦手?
  • 犬のそばで柑橘系のアロマを焚かない方がいい?
  • 犬は柑橘類は実は大丈夫?

まなか

犬に柑橘類はダメなの!?ワンちゃんは柑橘系の香りや匂いが苦手か、アロマも避けた方がいいか教えて!

というあなたのために説明していきますね。

犬に柑橘類・柑橘系はダメ!?食べていいものと食べていけないものはこちら

嗅覚の優れている犬に、柑橘類・柑橘系はダメという人がいます。

本当に、犬は柑橘類や柑橘系を食べるのはダメなのでしょうか?

結論からお伝えしますと、基本的には犬も柑橘類・柑橘系を食べることができますし、食べても問題ありません。

犬は柑橘類・柑橘系を食べていいのね!

まなか

チワワ先輩

基本的にはそうなんだよ。ただ、ワンちゃんの状態によっては柑橘類を食べさせないほうがいい場合もあるから詳しく見ていこうね

食べていい柑橘類

犬が食べていい柑橘類・柑橘系には次のようなものがあります。

犬た食べていい柑橘類はこちら!
  • みかん
  • グレープフルーツ
  • オレンジ
  • レモン
  • デコポン
  • ポンカン
  • ブラッドオレンジ
  • そのほかの柑橘類・柑橘系

食べてはダメな柑橘類

基本的には、犬が食べてはいけない柑橘類・柑橘系はありません。

ただ、以下の場合は犬に柑橘類を食べさせるのはNGとなります。

犬が柑橘類を食べてはダメな場合
  • グレープフルーツ(薬を服用中の犬)
  • 柑橘類を皮ごと食べるのはNG

しかし、柑橘類・柑橘系に対してアレルギーを持っていたり、薬を服用中の犬は食べてはダメです。

他にも、持病のある犬は、その持病によっては食事制限があることもあるので、食べないほうがいい場合もあります。

柑橘類・柑橘系に対してアレルギーのある犬は、当たり前ですが食べてしまうとアレルギー反応が起こってしまうので、食べてはダメです。

初めて柑橘類を犬に食べさせる場合は、少量ずつからにする必要があるわね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。もし食べてから何かしらの異常が出た場合は、すぐにかかりつけの動物病院に相談して、以降は食べさせないようにしてね

ちなみに、もしアレルギーだった場合に出るアレルギー症状には以下のようなものがあります。

犬が柑橘類アレルギー症の場合の症状はこちら
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚を痒がる
  • 皮膚に腫れや紅斑ができる
  • 毛が抜けている箇所がある
  • 肉球や特定の部位を頻繁にかじる
  • 嘔吐する
  • 下痢になる
  • ご飯を食べなくなる
  • 1日の排便回数が多くなる

なので、これらのような症状が出ていないか注意して観察する必要があります。

薬を服用中の犬の場合、グレープフルーツに含まれている「フラノクマリン」という成分が服用した薬の分解を遅くし、結果的に薬の効果が効きすぎてしまう可能性があります。

そのため、薬を服用している犬にはグレープフルーツを食べさせてはダメ、となるのです。

グレープフルーツは人間も薬を服用中は食べてはいけないと言われるわよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。そういうことを知らずに、薬を服用しながらグレープフルーツを食べていて大変なことになった人もいるみたいだね

持病のある犬では、食事管理をしていることもあるので柑橘類・柑橘系を食べないほうがいい場合もあります。

持病がある犬に柑橘類・柑橘系を食べさせるときは、最初にかかりつけの動物病院に相談し、食べてもいいのか、ダメなのか確認するようにした方がいいでしょう。

また、基本的には犬は柑橘類・柑橘系を食べることができると説明してきましたが、持病やアレルギーがない健康な犬でも、皮ごと食べさせてはいけません。

なるほど。柑橘類・柑橘系の皮は食べないほうがいいのね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね

グレープフルーツやみかん、レモンといった柑橘類・柑橘系の皮には「ソラレン」という、犬の健康に害を与えてしまう成分が含まれています。

このソラレンを過剰摂取してしまうと「ソラレン中毒」を引き起こしてしまい、下痢や嘔吐・皮膚炎・気分の落ち込みといったような症状が出てしまう場合があります。

また、柑橘類・柑橘系に含まれている犬の健康に害を与えてしまう成分は、それだけではありません。

「リモネン」という成分も犬の健康に害を与えてしまう可能性があります。

リモネン?私は聞いたことがない成分になるわね

まなか

チワワ先輩

そういう人が多いかもしれないよねリモネンは、そのすっきりとしたさわやかな香りからリフレッシュ効果やリラックス効果があるとされているよ

洗剤やハンドソープ・アロマオイルやガムなどの香料として使用されています。

犬のアロマテラピーでも、グレープフルーツなどの皮から抽出したこういったオイルを使うこともあるようですが、一方で皮膚への刺激が強いため太陽の光に反応しシミの原因になってしまう光毒性があるともいわれているのです。

他にも、グレープフルーツなどの海外や遠い地域から輸入や運ばれてきた柑橘類・柑橘系の皮には、防虫薬や防カビ剤といったような薬品が塗られていたりします。

しっかり洗い落されていない可能性もあるので、やはり食べさせないほうが良いと言えます。


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犬は柑橘類・柑橘系の香りや匂いが苦手?アロマも避けた方がいい?

犬の嗅覚は私たちよりはるかに優れており、1000万倍とも言われており、匂いに敏感です。

香り・匂いを嗅ぐことで様々な情報を得ているのです。そんな犬にとって、柑橘類・柑橘系の香りや匂いは苦手なものになるのでしょうか?

私たちにとってはみかんやレモン・グレープフルーツなどの匂いは甘くて良い香りだったり、爽やかな香りに感じますが、嗅覚の優れている犬によってはあまりいい香り・匂いではないこともあります。

特に、実の部分よりも皮の部分の方が「リモネン」という刺激や匂いが強い成分が含まれているので、苦手に感じる犬も多いのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。ただ、すべての犬が苦手というわけではなくて、中にはその香りや匂いを意外と好んでいたり苦手に感じないような犬もいるんだよね

柑橘類・柑橘系の香りや匂いを嫌がる犬にはもととなるものや、アロマオイル・芳香剤などは近づけたり、置かないようにしましょう。

香りや匂いのせいで犬に負担がかかり過ぎてしまわないように、配慮してあげることも大切です。

犬に柑橘類を食べさせすぎるとどうなる?

基本的には食べることができる柑橘類・柑橘系ですが、もし食べさせ過ぎてしまった場合どうなるでしょうか?

考えられるものとしては以下のようなものが挙げられます。

犬に柑橘類を食べさせすぎると起こりうる症状はこちら
  • 中毒の可能性がある
  • 肥満の原因になる
  • 消化不良の原因になる

1.中毒の可能性がある

みかんやグレープフルーツなど、柑橘類・柑橘系の実の部分は大丈夫なのですが、最初に説明したように皮の部分には中毒となってしまう可能性のある「ソラレン」という成分が含まれています。

大量に食べてしまった場合「ソラレン中毒」になってしまい、様々な症状が起きてしまう可能性があるので、注意しましょう。

誤って食べてしまったり、皮ごと食べてしまわないように気をつけたいわね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。ワンちゃんに柑橘類・柑橘系を食べさせるときは、少なからず注意が必要になるよ

2.肥満の原因になる

柑橘類・柑橘系は、犬の健康に良い栄養素が含まれていますが、一方で糖分もそれなりに多く含まれています。

そのため、普段の食事とプラスして、毎日たくさんの柑橘類・柑橘系を食べ続けた場合、肥満に繋がってしまう可能性もあります。

おやつなどの普段食べているドックフード以外の食べ物は、1日に食べていい量が決まっています。1日に必要なエネルギーのうちの10%以下、多くても20%以下となっているため、その範囲に収まるように食べさせましょう。

体の大きさや、避妊・去勢しているかなどによって1日に必要なエネルギーの量は変わってきますので、気になった方はかかりつけの動物病院に相談してみるのも良いかもしれません。

また、甘みの強い柑橘類・柑橘系はたくさん食べることで、ドックフードを食べず、柑橘類・柑橘系ばかり食べたがることもあるので、おやつとして食べさせるときには食べさせ過ぎないようにしてくださいね。

3.消化不良の原因になる

犬は雑食よりの肉食動物です。

本来食物繊維などの消化は得意ではありません。

そのため柑橘類・柑橘系の中では特にグレープフルーツなどに多い、白いスジの部分や皮などの消化も得意ではないので、犬の消化器官に負担をかけてしまい消化不良を起こしてしまう可能性があります。

消化不良になってしまうと、下痢や嘔吐の症状が出るのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。お腹の弱い犬では特に消化不良を起こしやすいので、食べさせ過ぎには注意してほしいね

また、食べさせる際には飲み込みやすく、消化がしやすいように小さくカットするなどして食べさせるようにしてくださいね。

大きいまま食べさせてしまうと、超小型犬や、小型犬では特に喉に詰まりやすくなってしまうので注意しましょう。

白いスジや薄皮を取り除いて挙げるとより、消化しやすくなり、負担をかけにくくなります。

犬が薬を服用中の場合は柑橘類を食べさせるのはNG?

犬が何かしら薬を服用している場合、柑橘類・柑橘系を食べさせることはやめた方がいいでしょう。

特にグレープフルーツは食べさせないようにしてください。

最初の方で説明しましたが、グレープフルーツには「フラノクマリン」という成分が含まれており、服用している薬に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

グレープフルーツ以外の柑橘類・柑橘系の場合でも、服用している薬に何かしらの悪影響を及ぼしてしまう可能性がある場合もあるのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。どうしても犬に柑橘類を食べさせたい場合は、まずはかかりつけの動物病院に相談するようにしてね

【まとめ】犬に柑橘類を食べさせる場合は食べさせていいものなのか調べてからにしよう!

甘酸っぱくておいしい柑橘類・柑橘系は犬もおいしく食べることができます。しかし、すべての犬が大丈夫というわけではなく、食べてはダメな場合もいくつかあります。

アレルギーの場合はもちろんダメですし、薬を服用している犬もダメです。また、実の部分は大丈夫でも、皮の部分には中毒成分になる「ソラレン」が含まれているため、健康な犬であっても食べてはダメです。

また、柑橘類・柑橘系の爽やかな香りは、私たちにとっては良い香りでも、犬にとっては苦手だと感じる香りになるので、むやみに嗅がせるようなことはしないようにしてください。

柑橘類・柑橘系は数多くの種類があるため、食べさせる前には食べても大丈夫なのかしっかり確認するようにしましょう。

また、食べたことがないものは少量ずつ食べさせるようにしてくださいね。