犬が石を食べる!吐く場合は大丈夫?石を食べる原因は何なのか紹介!

犬が石を食べるという行動は、飼い主にとって予期せぬ驚きと心配の原因となります。

特に、愛犬が食べた石を吐く・吐き出した場合、これは一体何を意味するのでしょうか?

犬はそもそも、なぜ石を食べるのでしょう?

飼い主さん

犬が石を食べることなんてあるのね。吐く場合は大丈夫なのかしら?
犬が石を食べる原因は何なの?

飼い主さん

この記事はこんな人にオススメ!
  • 犬が石を食べる!吐く場合は大丈夫?
  • 犬が石を食べる原因は何?
  • 子犬が散歩中に石を食べる!拾い食いで石を食べる場合の対処法は?
  • 犬が石を食べた場合の症状は?
  • 犬が石を食べる!食べないようにするしつけ方法は?
  • 犬が石を食べたらうんちで出てくる?
  • 犬が石を食べたかも!?どうするのがいい?

まなか

犬が石を食べる!吐く場合は大丈夫なの?そもそも、なぜ石を食べるのか、原因も教えて!

というあなたのために説明していきますね。

犬が石を食べる!吐く場合は大丈夫?

犬が石を食べるということがありますが、それを吐く場合には、即座に注意が必要です。

犬が石を食べる行為自体が異常行動であり、吐く行為はその石が消化管に悪影響を与えている可能性があることを示唆します。

以下は、この状況における考慮点です。

犬が石を食べる・吐く場合の考慮点
  • 消化管の損傷リスク
  • 塞栓の可能性
  • 吐く行為の原因
  • 獣医師の診断が必要
  • 予防策

詳しく見ていきましょう。

1.消化管の損傷リスク

石を飲み込むことは、食道、胃、または腸に傷害を与える可能性があります。

石が消化管を通過する過程で引き起こされる物理的な損傷は、内部出血や急性の腹痛を引き起こすことがあります。

2.塞栓の可能性

石が消化管の一部を塞いでしまうと、腸閉塞を引き起こす可能性があります。

これは緊急を要する医療状態であり、手術が必要になる場合もあります。

3.吐く行為の原因

犬が石を吐く場合、それは消化器系が異物を排除しようとしている証拠です。

しかし、すべての石が吐かれるわけではなく、消化管内に残っている可能性もあります。

また、吐く行為自体が、他の健康問題の兆候である場合もあります。

4.獣医師の診断が必要

犬が石を食べて吐いた場合、ただちに獣医師に相談することが重要です。

獣医師は、身体検査・X線検査・または超音波検査を通じて、消化管内の状態を評価し、石がまだ存在する場合はその取り扱いを決定します。

5.予防策

犬が石を食べる行動を繰り返さないように、散歩時の監視を強化したり、庭や家の中から石を取り除くなどの予防策を講じることが重要です。

退屈やストレスが石を食べる原因である場合は、適切な運動や遊びを提供して、その行動を防ぐことも有効です。

犬が石を食べる行動に対処する際は、獣医師の指導の下で適切な行動を取ることが最も安全で効果的な方法です。


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犬が石を食べる原因は何?

犬が石を食べる行動には、いくつかの可能性が考えられます。

このような行動は「異食症」と呼ばれ、犬が食べ物以外のものを食べることを指します。

以下に、犬が石を食べる可能性のある原因を挙げます。

犬が石を食べる原因はこちら
  1. 栄養素の不足
  2. 退屈やストレス
  3. 好奇心
  4. 消化器系の問題
  5. 習慣

犬が石を食べる原因について、詳しく見ていきましょう。

1.栄養素の不足

犬がバランスの取れていない食事をしていると、特定の栄養素が不足している可能性があります。

その結果、犬は石などの非食品物質を食べることで、不足している栄養素を補おうとすることがあります。<

2.退屈やストレス

犬が退屈しているか、ストレスを感じている場合、何かをかじったり食べたりすることで、その感情を解消しようとすることがあります。石を食べる行動もその一つです。

3.好奇心

若い犬や子犬は、世界を探索する過程で、様々な物を口にします。この好奇心が原因で、石を含む非食品物質を試してみることがあります。

4.消化器系の問題

一部の犬は、消化器系の問題や病気が原因で異食症を示します。例えば、消化不良や腸内の不快感を解消しようとして、石を食べることがあります。

5.習慣

一度石を食べることで何らかの快感や満足感を得た犬は、それが習慣化することがあります。これは行動的な問題として扱われることが多いです。

犬が石を食べるという行動は、消化器系に障害を引き起こしたり、口の中を怪我してしまう危険性もあるから見過ごすべきではないわね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。犬がどうしても石を食べてしまう場合は、獣医さんに相談したりして食べる原因を特定して、適切な対処を行うことが重要だよ

子犬が散歩中に石を食べる!拾い食いで石を食べる場合の対処法は?

子犬が散歩中に石を拾って食べる・拾い食いする行為は、飼い主にとって心配の種です。

このような拾い食いの習慣は、子犬にとって健康リスクを伴います。

以下に、拾い食いで石を食べる子犬への対処法をいくつか紹介します。

子犬が散歩中に石を食べる!拾い食いする場合の対処法
  1. 口輪の使用
  2. リードの短く保持
  3. 「置く」「離す」のコマンドの訓練
  4. 注意をそらす
  5. 適切な運動と遊び
  6. 環境の管理
  7. 定期的な健康チェック

1.口輪の使用

散歩中に石を拾い食いする行為を防ぐために、口輪を使用することが有効です。適切なサイズと快適な素材の口輪を選び、子犬が快適に感じるように徐々に慣れさせましょう。

2.リードの短く保持

子犬が地面の物を拾い上げるのを防ぐために、散歩中はリードを短く保持し、コントロールを強化します。子犬が何かを拾い上げそうになったら、すぐに注意を引きつけることが重要です。

3.「置く」「離す」のコマンドの訓練

子犬に「置く」や「離す」などのコマンドを教えることで、石を口に入れたときにそれを出すよう指示できます。ポジティブな強化を用いて、子犬がコマンドに従った際は報酬を与えることで、学習を促進させます。

4.注意をそらす

子犬が石を食べそうになったら、おもちゃやおやつでその注意をそらすことができます。これは、子犬の注意を他のものに移すことで、石を食べる行動を阻止する効果的な方法です。

5.適切な運動と遊び

子犬が散歩中に退屈しないように、適切な運動や遊びを提供します。活動的な遊びやトレーニングを取り入れることで、子犬のエネルギーを健康的に発散させることができます。

6.環境の管理

散歩ルートを変えることで、石が多い場所を避けることができます。また、子犬が石を拾いやすい環境を事前にチェックし、リスクを減らすようにしましょう。

7.定期的な健康チェック

獣医師と定期的に健康チェックを行い、子犬の健康状態をモニタリングします。異食症が栄養不足や他の健康問題から来ている可能性があるため、適切な食事やサプリメントの摂取を獣医師と相談することが重要です。

これらの対処法を実践することで、子犬が石を拾い食いする行為を防ぎ、健康を守ることができます。

犬が石を食べた場合の症状は?

犬が石を食べた場合、以下のような症状が現れることがあります。

これらの症状は、石が消化器系に与える潜在的な影響を反映しています。

  • 嘔吐: 犬が食べた石が消化管を通過する過程で、嘔吐を引き起こすことがあります。嘔吐物の中に石が含まれている場合もあります。
  • 食欲不振: 石が消化器系に異常を引き起こすと、犬が食欲を失うことがあります。
  • 腹痛: 犬がお腹を痛がる様子を見せるかもしれません。触れられるのを嫌がったり、異常に落ち着きがない様子を見せたりすることがあります。
  • 便秘または排便困難: 石が腸内で詰まりを引き起こすと、便秘や排便時の困難が生じることがあります。
  • 下痢: 一方で、石が腸内の刺激となり、下痢を引き起こすこともあります。
  • 脱水症状: 嘔吐や下痢が続くと、犬は脱水症状を示すことがあります。
  • 活動量の減少: 犬が普段よりも活動的でない、または異常にぐったりしている場合、それは石が原因で不調を感じている可能性があります。
  • 腹部の膨張: 消化管の閉塞が発生すると、腹部が膨らむことがあります。
これらの症状は、犬が石を食べたことによる直接的な影響だけでなく、消化器系に生じる潜在的な合併症を示している可能性があります。

犬が石を食べたと思われる場合や上記の症状が見られる場合は、直ちに獣医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

犬が石を食べる!食べないようにするしつけ方法は?

犬が石を食べるのは困りますよね。石を食べないようにしつけるためには、一貫性のある訓練と根気が必要です。

以下に、犬が石を食べる行動を防ぐためのしつけ方法をいくつか紹介します。

石を食べないようにしつけする方法
  1. 基本的な服従訓練
  2. 「離す」コマンドの訓練
  3. 注意をそらす
  4. 散歩中の監視と制御
  5. 環境の管理
  6. 退屈とストレスの管理
  7. 食事管理
  8. ポジティブな強化

詳しく見ていきましょう。

1.基本的な服従訓練

「座れ」「待て」「来い」などの基本的なコマンドを教えることから始めます。これにより、あなたの指示に従うことを学び、コントロールを容易にします。

2.「離す」コマンドの訓練

犬が何かを口にした時にそれを離すように教えます。犬が口にした物を離したら、おやつや褒め言葉で報酬を与えることで、ポジティブな強化を行います。

3.注意をそらす

犬が石を食べそうになった時に、おもちゃや別の活動で注意をそらすようにします。これにより、石に対する興味を減らし、他の行動に集中させることができます。

4.散歩中の監視と制御

散歩中はリードをしっかりと握り、犬が石に興味を示したらすぐに声をかけて注意を引き、リードを使って物理的に遠ざけます。

5.環境の管理

犬がアクセスする場所から石や他の食べられない物を取り除くことで、石を食べる機会を減らします。

6.退屈とストレスの管理

犬が退屈やストレスで異物を食べる場合、十分な運動や遊びを提供することで、これらの感情を減らすことができます。

7.食事管理

犬が十分な栄養を受け取っているかを確認し、食事の時間を一定に保ちます。これにより、食べ物以外の物に対する興味を減らすことができます。

8.ポジティブな強化

犬が石を食べずに散歩できた時には、褒めたりおやつを与えたりして、良い行動をポジティブに強化します。

これらのしつけ方法を実践することで、犬が石を食べる行動を減らすことが可能です。

しかし、犬によっては根深い癖や行動がある場合もあり、その場合はプロのドッグトレーナーや獣医師のアドバイスを求めることが有効です。

犬が石を食べたらうんちで出てくる?

犬が石を食べたらうんちで出てくるかどうかは、食べた石の大きさ・形状、および犬の消化器系の状態によって異なります。

小さく滑らかな石であれば、消化器系を通過して便とともに排出される可能性があります。

しかし、以下の点を考慮する必要があります。

  • 大きな石や鋭い石: 大きな石や鋭利な石は、消化管を傷つけるリスクがあり、消化管内で詰まりを引き起こす可能性があります。これは緊急医療を要する可能性があります。
  • 消化管の詰まり: 石が消化管内で詰まりを引き起こした場合、嘔吐、便秘、食欲不振などの症状が現れることがあります。このような状態は、即座に獣医師の診察を受ける必要があります。
  • 消化不良: 石は消化されないため、消化器系を通過することができても、犬の健康にリスクをもたらす可能性があります。
  • 獣医師の介入が必要な場合: 石が便として排出されない場合、または犬が消化器系の障害を示している場合は、獣医師による診断と治療が必要になることがあります。X線撮影や超音波検査などを用いて、石の位置や大きさを確認し、必要に応じて外科手術で取り除くことも検討されます。
そっか。犬が石を食べた場合、うんちで出てくるから大丈夫と思っていたけれど、食べた石によっては出てこないこともあるのね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。消化管内で詰まりを引き起こしてしまうこともあるから、獣医さんに相談した方がいいんだよね

犬が石を食べてしまった場合は、症状の有無にかかわらず、獣医師に相談することが最善です。

獣医師は、犬の健康状態を評価し、適切なアドバイスや治療を提供することができます。

犬が石を食べたかも!?どうするのがいい?

犬が石を食べたかもと感じた場合は、どうするのがいいのでしょう?

可能性がある場合、以下のステップに従って対処してください。

1.落ち着く

まず、冷静になり、犬の様子を観察します。犬が落ち着いているか、苦しそうにしているかを確認してください。

2.症状をチェックする

犬が嘔吐、食欲不振、便秘、下痢、腹痛(お腹が硬い、触れられるのを嫌がるなど)などの症状を示していないか確認します。

3.獣医師に連絡する

犬が石を食べたことが確認できた場合や、石を食べたかもしれないと思われる場合は、直ちに獣医師に連絡してください。獣医師は、状況に応じて最適なアドバイスを提供し、緊急で診察する必要があるかどうかを判断します。

4.獣医師の指示に従う

獣医師が診察を勧めた場合は、すぐに犬を連れて行きます。獣医師は、身体検査、X線検査、超音波検査などを行い、石の位置や大きさ、消化管への影響を評価します。

5.治療計画の実行

獣医師が治療計画を提案した場合、それに従ってください。治療は、石を自然に排出させるためのサポートから、緊急手術による石の除去まで、状況に応じて異なります。

6.環境の管理と予防策

犬が再び石を食べないように、環境を管理し、石やその他の異物を犬がアクセスできないようにします。また、散歩中は犬をよく監視し、拾い食いを防ぐために訓練を継続します。

犬が石を食べた場合の対処は迅速に行うことが重要です。

石が消化管を通過することは大きなリスクを伴い、犬の健康に深刻な影響を与える可能性があります。獣医師の指示に従い、犬の健康と安全を守ってください。

【まとめ】犬が石を誤飲した・飲み込んだ場合は動物病院へ!

普段石を食べるような犬ではないけれど、犬が石を誤飲した・飲み込んだということも実際に起きています。

犬が石を誤飲してしまった場合は、大丈夫と思わずに、動物病院へ連れて行って獣医さんに診てもらうことをおすすめします。

食べた石を吐く場合も、すベての石を吐いたわけではなく、消化器の中に残っていることもあります。

食べた石はうんちに出てくることもありますが、消化器の中に残ってしまうこともあるので、放置することがないようにしてくださいね。