犬は車酔いで死亡する?車酔いしやすい犬種・よく吐く場合の対策やその後の対応も調査!

犬と過ごしている上で、車で一緒に移動することは珍しくないと思います。

ですが、私たちと同じように犬でも車酔いしてしまうことがあるのはご存知でしょうか?

犬でも車に乗ると車酔いしてしまう子はいますが、犬は車酔いで死亡することもあるのでしょうか?

飼い主さん

犬の車酔いって、辛そうで見てられない時もあるのよね。犬は車酔いで死亡することもあるのかしら?
車酔いしやすい犬種ってあるのかしら?犬が車酔いで吐く場合の対策も知りたいわね

飼い主さん

この記事はこんな人にオススメ!
  • 犬は車酔いで死亡する?
  • 車酔いしやすい犬種は?
  • 犬が車酔いでよく吐く場合の対策は?
  • 犬は車酔いするとよだれが出る?
  • 犬が車酔い吐く・吐いてしまった!その後はどうするべき?
  • 犬の酔い止め薬ランキングを知りたい!

まなか

犬は車酔いで死亡するの?車酔いしやすい犬種や、犬が車酔いで吐く場合の対策も教えて!

というあなたのために説明していきますね。

犬は車酔いで死亡することもある?

犬は車酔いの症状が酷くなってしまうと、死亡してしまうことがあるのでしょうか?

基本的に、犬は車酔いだけで死亡してしまうことはないといえるでしょう。

犬は車酔いで死亡することはないのね!

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。あくまでも車酔いの程度によって症状が見られるだけで、車酔いが直接的な原因で死亡してしまうことはないことの方が多いよ

しかし、車酔いによる嘔吐が続いた際に、誤って吐いたものの一部が肺に入ってしまうことで誤嚥性肺炎などを起こしてしまうと、結果的に死亡してしまう可能性があります。

嘔吐が続いたことで体内のバランスが崩れてしまったり、脱水により結果的に死亡する可能性も考えられます。

車酔いは直接的な原因ではなくても、その症状によって死亡してしまう原因を引き起こしてしまう可能性はあるため、十分注意が必要です。

車酔いの症状が出たからといって必ず死亡してしまうわけではありませんが、酷い場合はぐったりしてしまうこともあるので、犬の様子には注意を向ける必要があります。


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車酔いしやすい犬種は?

車酔いしやすい犬種にはどのような子がいるのでしょうか?

車酔いしやすい犬種としては、フレンチ・ブルドッグや、ポメラニアン、日本スピッツなどが挙げられます。

なるほど。ポメラニアンは車酔いしやすい犬種と言われているのね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。日本スピッツやフレンチブルドッグも車酔いしやすいと言われているけれど、意外に感じる人もいるかもしれないね

しかし、車酔いしやすい犬種といっても個体差が大きいため実際はどの犬種でも酔いやすい犬はいます。

特に、車に乗りなれていない繊細な犬は車酔いしやすいため、初めて車に乗せる際は長い間車には乗せないようにし、犬の様子に注意しておきましょう。

犬の車酔いで吐く場合の対策は?

では、犬が車酔いで吐いてしまう場合の対策は何かあるのでしょうか?

対策は乗る前と乗った後の2種類あります。

車に乗る前の対策
・酔い止めを動物病院からもらう
・空腹時や満腹時は避ける
・車内で休めるように散歩や運動をさせる
・空気の入れ替えをする

酔い止めの薬は動物病院で診察した際に貰えることがあります。

酔い止めを飲むことで吐き気を抑えることができるかもしれません。

空腹時や満腹時は車酔いしやすい傾向にあるため、結果吐いてしまう可能性があります。

空腹時や満腹時は避け、食後2〜3時間と間隔を空けてから車に乗せるようにしましょう。

そして、以下が車に乗った後の対策になります。

車に乗った後の対策
・こまめに空気の入れ替えをする
・途中途中で車を停め、軽く外を歩いたり遊ばせたりと休ませてあげる
・車酔いの症状が出ていないか注意しながら観察しておく
・激しく車内が揺れないように運転に気をつける

換気をしたり、途中で車から出してあげて、気分転換や外で休ませてあげることも大切です。車内にいる間も、様子がおかしくなってきていないかしっかり観察してあげてください。

他にも万が一吐いてしまってもいいように、拭くものやビニール袋などを車に置いておくようにするといいでしょう。

犬が車酔いで吐く!その後・吐いた後のご飯はどうすると良い?

犬が車酔いをして吐いてしまった際、その後のご飯はどうしたらいいのでしょうか?

吐いたとしても犬が元気そうであれば2〜3時間後にはまた食べさせても大丈夫でしょう。

吐いた後すぐは、胃を休ませる必要があるのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。はいたあそのあとは、しばらく間を空けてからご飯をあげるというのが大切だよ

もし、吐いたあと時間が経ってもワンちゃんがぐったりしているようであれば、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。

犬の酔い止め薬ランキングはこちら!

犬の酔い止め薬ランキングは以下のようになっていました。

犬の酔い止め薬ランキングはこちら

犬の酔い止め薬を調べて1番多く出てくるのはこの2種類です。

ネットで購入できる薬だけでなく、動物病院でもらえる酔い止めもあるので犬の診察も一緒に診てもらい方や、ネットでの購入には抵抗がある方は動物病院へ行ってみるのもいいかもしれません。

1.セレニア

セレニアは犬の酔い止め薬の1つです。錠剤になっており、そのまま飲ませたりおやつと一緒に食べさせたりします。

セレニアは嘔吐を引き起こしてしまう神経に作用し、乗り物酔いの症状(特に嘔吐)に対して高い効果を与えます。

安全性にも優れており、長距離移動でも大丈夫なようです。

こちらが、セレニアを実際に愛犬に服用させた方からの口コミです。

効果が強い分、1箱4錠入りで3000円以上するものがほとんどで少々高い金額となっていますが、生後16週から使用でき、アメリカやヨーロッパなど14ヵ国で使われています。

酔い止め効果は約11時間と優れているため、長距離移動や車酔いの症状が強い犬には試してみてもいいかもしれません。

セレニア販売サイトはこちら♪

2.カーロップ

カーロップはネットでよく見かけるシロップタイプの酔い止め薬です。

通販サイトにもよりますが、30mlで600円からと比較的安く手に入れることができます。

まだ酔い止め薬を飲んだことない犬や、短距離、車酔いの症状が軽い犬などに試してみるといいかもしれませんね。

カーロップ販売ページはこちら♪

犬の車酔いの症状・サインは?よだれが出る?

犬も車酔いをしてしまうことがあると説明してきましたが、犬が車酔いしてしまうとどのような症状が出てしまうのでしょうか?

犬が車酔いをした際に見られる症状やサインには、以下のようなものがあります。

犬の車酔いの症状・サインはこちら
1.大量のよだれが出る
2.震える
3.落ち着きがない
4.鳴いたり吠える
5.鼻水が出る
6.あくびを頻繁にする
7.落ち着きがない
8.呼吸が荒くなる
9.嘔吐をする
10.下痢をする
11.ぐったりとする

1~8までの症状は軽度の場合です。重症になってくると9~11であるように嘔吐や下痢を繰り返し、最終的にはぐったりしてしまうことも可能性として考えられます。

車酔いをしてしまう犬を車に乗せるときは、犬の体調や様子には気をつけるようにしましょう。

犬の車酔いにおすすめのグッズは?

犬の車酔いにおすすめのグッズにはどんなものがあるのでしょうか?

1つ目は先程説明したように、酔い止めの薬です。

他にも犬用の酔い止めに良いとされるアロマがあります。それぞれ試しに使てみるのもいいかもしれません。

2つ目は、ドライブボックスです。コンパクトに折り畳みできるものがほとんどで、様々なサイズやデザインがあります。

座席に取り付け、箱やゲージのようになった空間に犬が横になったり座ったりできます。

車酔いがしにくくなるだけでなく、リードもしっかり固定できるものもあるので安心でき、落ち着けるようになったり、衛生的にもよくなります。

車内で落ち着きがない犬などにも使えるかもしれません。

3つ目は、酔い止め効果が期待できるサプリメントです。

アロマや薬と同じようにネットで購入することもできます。

効果が効きやすいかどうかは個体差にも寄りますが、ストレスなどを軽減してあげるのにはいいでしょう。

それぞれその犬にあった物を探し出して上げることが大切です。

犬の車酔いの治し方はある?車酔いに慣れるものなの?

犬の車酔いを治す方はあるのでしょうか?

基本的に「治す」というよりかは「車に慣れさせ症状を軽減させる」という方が近いかもしれません。

すぐに車に慣れる犬は少ないでしょう。

少しずつ時間をかけて、犬の車酔いの症状が少なくなる、あるいはほとんど出なくなるまで根気強く慣らしてあげる必要があります。

車の慣らし方は少しずつ行っていきます。

最初は窓を全開にした車内に犬を乗せ、車の中は安全だということを覚えさせます。

飼い主さんが犬を抱っこしてあげても大丈夫です。この時、エンジンはまだつけません。

車の中でも落ち着くことができたり、窓を閉めても大丈夫になったらエンジンをかけて実際に短いドライブや買い物に連れていきます。

犬の様子を見て5~10分程度犬を乗せたまま走らせます。

車を停めた先でおやつをあげたり、散歩をしたり遊ばせたりと車での外出は楽しいことだということを覚えさせます。

その短いドライブを繰り返し、犬の様子が落ち着いていたり車酔いの症状が見られないようであれば、少しずつ距離や時間を伸ばしていき慣れさせます。

時間はかかるかもしれませんが、犬に負担がかからない程度で少しずつ行っていくことで車酔いが見られないようになってくるでしょう。

犬の車酔いのなりやすさはドライブボックスと抱っこで違いがある?

犬の車酔いのなりやすさは、ドライブボックスにいる場合と抱っこでは違いがあるのでしょうか?

実際のところは個体差があるため、はっきりとは言えません。

そっか。ドライブボックスの方が車酔いしにくいというわけではないのね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。ドライブボックスに乗せると車酔いが起きにくくなる犬もいれば、抱っこをしてあげると車酔いをしにくくなる犬もいるよ

ドライブボックスや抱っこの両方を試しても車酔いしてしまう犬もいますし、反対に両方していなくても車酔いをしない犬もいます。

その犬その犬によってどう違ってくるのかが変わってくるので、一番合った方法を探してみてください。

犬の車酔いに良いツボは?

犬の車酔い予防に良い対策として、ツボ押しマッサージをしてあげるといいということを知っていましたか?

犬にも私たちと同じようにツボ押しによる効果が期待できます。そこで犬の車酔いに良いツボを紹介しますね。

犬の車酔いに良いツボはこの2つ!
1.内関(ないかん)
前足首~肘に向かって犬の指2本分の場所にあるツボです。このツボには、吐き気や胃の不快感を抑える効果があります。他にも自律神経の調節、ストレスを抑える効果もあるので、車酔いの初期症状が出てきた際はこのツボを軽く押してマッサージしてみてください。

2.築賓(ちくひん)
内くるぶしから、犬の指5本分くらい上にあるツボです。このツボにも吐き気を抑える効果があります。
もし車酔いの症状が出てしまった時や、体調が悪そうなときには試しにツボを軽くマッサージしてあげるといいかもしれませんね。

犬は私たちと同じように車酔いになってしまいます。今まで車に乗ってもなんともなかった犬でも、その時の体調によっては症状が出てしまうこともあります。

車酔いで犬が死亡してしまうことはありませんが、車酔いをしたことで出てしまった症状によってはその症状が原因で死亡してしまう可能性はあるので、犬に無理はさせないようにしてください。

特に子犬は少しの体調の変化で簡単に具合が悪くなってしまいます。車酔いで嘔吐してしまい食欲も戻らず、弱っていき死亡してしまう可能性もあるでしょう。

せっかくの楽しいドライブになるはずだったのに、車酔いの症状が酷く、そのせいで体調を崩して死亡してしまった、となっては元も子もありません。

犬を車に乗せて出かけるときは、車に乗る前の様子や乗った後の様子を確認し、適度に休憩をして、負担をかけ過ぎないようにしてあげましょう。

安全運転を心がけて、犬に負担をかけ過ぎずないように注意しながら、犬とのお出かけを楽しんでくださいね。