犬は蟹(カニ)を食べれる・食べていい?カニカマを食べて大丈夫かも調査!

カニは美味しくて、好きな人が多いのではないかと思います。

犬はカニを食べていいのでしょうか?

人のように、アレルギーを持っている人もいるのでしょうか?

飼い主さん

犬は蟹を食べれるの?食べさせていいのかしら?
犬にカニカマを食べさせて大丈夫なのかな?

飼い主さん

この記事はこんな人にオススメ!
  • 犬は蟹(カニ)を食べれる?食べていい?
  • 犬はカニカマを食べて大丈夫なの?
  • 犬に生のカニはNG?
  • 犬にもカニアレルギーの子がいる?

まなか

犬は蟹(カニ)を食べれる・食べていいの?カニカマを食べて大丈夫かも教えて!

というあなたのために説明していきますね。

犬は蟹(カニ)を食べていい?食べれるの?

犬は蟹(カニ)を食べれる・食べていいのか心配する飼い主さんは多いです。

犬は、私たちと同じようにカニを食べても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、蟹(カニ)の場合、加熱したものであれば食べれる・食べていいと言えます。

犬はカニを食べていいのね♪

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね♪生では食べられないけれど、しっかり加熱したものは犬もおいしく食べれるよ

こちらが蟹(カニ)に含まれている主な成分です。
(ここではズワイガニのカロリーや栄養素を表示しています。)

カニのカロリー 100gあたり63kcal
たんぱく質 13.9g
脂質 0.4g
炭水化物 0.1g
カリウム 310mg
0.5mg
マグネシウム 42mg

蟹(カニ)にはたんぱく質やビタミンE、カルシウムなどが多く含まれており、犬の健康にも良い海の幸です。

それだけではなく、蟹(カニ)には炎症を鎮めてくれる効果があり、関節痛や筋肉痛を緩和してくれます。

そのため、私たちと同じように犬も蟹(カニ)を食べれる・食べてていいのです。

私たちはカニを生の刺身の状態で食べることもあるけど、犬は生で食べることはできないのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。食べても大丈夫だからと与えてしまうと健康を害すこともあるから、生で食べさせないようにしてね

カニには犬の健康にも良い栄養素が豊富に含まれています。

蟹(カニ)に含まれている栄養素には、以下のようなものがあります。

蟹に含まれている栄養素はこちら!
●たんぱく質
たんぱく質は三大栄養素のうちの1つで、代謝や免疫力を保つうえでとても大切な栄養素です。それ以外にも筋肉や被毛、内臓、血液などを形成する働きもあります。蟹(カニ)の身は筋肉なのでほとんど脂肪がなく、高たんぱく質となっているためダイエットにも向いています。

●ビタミンB12
神経機能や睡眠リズムの正常化や、赤血球中のヘモグロビンの生成を助けたり、貧血を予防する働きがあります。

●カリウム
老廃物の排出を促す利尿作用や、心筋・筋肉・神経の機能調節などの重要な役割を担っています。

●アスタキサンチン
ビタミンCやビタミンEとと同じ、抗酸化作用の働きを持ちます。しかし、その抗酸化力はビタミンEの1000倍はあると言われています。それだけではなく、目や皮膚、細胞の健康を維持するために欠かせない栄養素の1つでもあります。

なるほど!ワンちゃんにも摂取してほしい栄養がたくさん含まれているのね♪

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね♪しっかり火を通したカニなら、ワンちゃんにとって良いものになるよ

【関連記事】
犬は卵を食べれる?何個まで食べていいのか・量やアレルギーがあるかも調査!

オートミールは犬が腎臓病の場合食べさせていい?レシピや量を調査!

犬は海苔を食べれる?犬に危険ということはない?食べた場合も大丈夫か調査!

犬は栗を食べていい・食べられる?中毒症状は?甘栗むいちゃいましたを食べていいのかも調査!

犬が食べていいカニの量は?

加熱されているものであれば食べれる・食べていいと説明した蟹(カニ)ですが、1日にどのくらいまでの量であれば食べていいのでしょうか?

「美味しい蟹を一緒に食べれるのであれば、沢山あげたい!」「健康に良い栄養素があるなら好きなだけ食べて大丈夫なのでは」とついつい思ってしまうかもしれませんが、だからといってたくさんの量を与えるのは良くありません。

また、犬のメインのご飯として食べていけるほどの栄養はカニにはありません。

となると、やっぱりカニをワンちゃんに与える場合はちょっとしたおやつや、ご飯のトッピング程度にした方がいいわね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。与えすぎないように気を付けてほしいね

また、犬が1日に食べていいおやつの量は、1日に必要なエネルギー量のうち10~20%以内が良いと言われています。

そのため、その範囲に収まる程度で与えるようにする必要があります。

以下は、1日に食べれる蟹(カニ)のおおまかな目安量です。

犬が1日に食べれる蟹の量はこちら
体重4kg未満の超小型犬…約30g未満

体重10kg未満の小型犬…約60g程度

体重25kg未満の中型犬…約150g程度

体重25kg以上の大型犬…約150g以上

これらの量はあくまでもおおまかな目安量なので、他にもおやつなどを与えている場合は、1日に食べていい大丈夫な量はもっと少なくなるでしょう。

また、犬が1日に食べれる量は、その犬の体格や1日にどのくらい運動をしているかなどによっても変わってきます。与えすぎは消化不良などの原因にもなるので注意しましょう。

犬に生でカニを食べさせるのは絶対NG!

犬は加熱している蟹(カニ)であれば食べれる・食べていいと説明してきましたが、犬に生のカニを与えてはいけません。

では、なぜ生のカニを与えてはいけないのでしょうか?

生のカニには、「チアミアーゼ」と呼ばれる酵素が含まれているのですが、この酵素が生のカニを犬に与えてはいけない理由です。

チアミアーゼは、健康を維持するために必要なチアミン(ビタミンB1)を分解してしまうのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。ワンちゃんがチアミン欠乏症(ビタミンB1欠乏症)になってしまう可能性があるんだよ

チアミン欠乏症になってしまうと見られる症状は以下のようなものがあります。

チアミン欠乏症の症状はこちら
・食欲不振
・体重減少
・運動失調
・視力障害
・ふらつき
・身体の麻痺

少量食べたくらいでは症状がでることはありませんが、たくさん食べてしまうと欠乏症になってしまう可能性があります。

特に、子犬や高齢の犬では注意が必要です。

最悪の場合、死に繋がることもありうるため、少し食べて大丈夫だったからと次から次に食べさせていくと欠乏症になる可能性もあります。

生の状態で与えないということがベストね!

まなか

チワワ先輩

そうなるね。生のカニは食べさせないであげてね

また、蟹だけでなくおじ甲殻類のエビや、イカ、タコ、貝類も同じチアミン欠乏症になる可能性があるため注意しましょう。

犬はカニを食べられるけど甲殻類アレルギーに注意!

生じゃないから大丈夫、と与えていると犬によっては甲殻類アレルギーによって様々な症状を引き起こしてしまう可能性があります。

以下は、もし甲殻類アレルギーの犬が蟹(カニ)を食べてしまった場合に出るアレルギーの症状です。

甲殻類アレルギーの犬の症状はこちら
1.皮膚が赤くなる
2.皮膚を痒がる
3.皮膚に腫れや紅斑ができる
4.毛が抜けている箇所がある
5.肉球や特定の部位を頻繁にかじる
6.嘔吐する
7.下痢になる
8.ご飯を食べなくなる
9.1日の排便回数が多くなる

などの症状があります。蟹(カニ)を食べてから明らかに様子がおかしくなった場合は、すぐにかかりつけの動物病院に相談しましょう。

蟹(カニ)を初めて食べさせる場合はアレルギーを持っているかどうかが分からないので、少量の蟹(カニ)を様子を見ながら加熱して食べさせてみると大丈夫です。

犬が生のカニを食べた!対処法は?

では、もし犬が生の蟹(カニ)を食べてしまった場合、どう対処したら大丈夫なのでしょうか?

もし犬が生の蟹(カニ)を食べてしまった場合は、直ぐにかかりつけの動物病院に行くようにしましょう。

または電話をして、どうすればいいのか相談しましょう。

その際、いつ、どのくらいの量を食べたかを伝えると、獣医さんも状況を把握しやすくなるわよ

まなか

チワワ先輩

ふらついたり、何回も嘔吐をするなどの症状が出ていたら危険な可能性もあるから、早めに行動する必要があるよ

犬はカニカマを食べてもいいの?大丈夫?

では、蟹(カニ)ではなく、カニカマは食べれる・食べていいのでしょうか?もしカニカマを食べたとしても大丈夫なのでしょうか?

ほとんどのカニカマは蟹(カニ)の身を使っているのではなく、見た目や風味を蟹(カニ)に似せたかまぼこなので、基本的にはカニカマを食べたからといって問題がある訳ではありません。

生のカニのような欠乏症になることもないでしょう。

しかし、人用に加工されているカニカマは犬の健康にとって良いものとは言えず、かまぼこの材料であるスケトウダラや白身などにアレルギーがある場合は、カニカマを食べた際にアレルギーの症状が出てしまう可能性もあります。

犬にカニカマを与えたいのであれば、人用で販売されているものではなく、犬用で販売されているものであれば大丈夫です。人用のは与えないようにしましょう。

【まとめ】犬はカニを食べても大丈夫!生のカニは絶対に食べさせないように

犬は加熱したものであれば、蟹(カニ)を食べることができます。犬の健康に良い栄養素も含まれているので私たちと同じように美味しく食べることができるのです。

しかし、生の蟹(カニ)はチアミン欠乏症を引き起こしてしまう可能性があるので、絶対に食べさせないようにしてください。また、犬によっては蟹(カニ)などの甲殻類に対してアレルギー反応が起こる子もいるので、注意してください。

また、名前に「カニ」と入っているカニカマはほとんどが蟹(カニ)の身ではなく魚などでできたかまぼこなので、生の蟹(カニ)のように欠乏症を起こしてしまうことは基本的にはありませんが、犬の健康に良いようには作られていないので食べさせないようにしてください。もし犬にカニカマを食べさせたいのであれば、犬用に作られているカニカマを食べさせてくださいね。

蟹(カニ)は気を付けながら犬に食べさせることで、私たちと同じように美味しく食べることができますので、蟹(カニ)のおいしい時期にはぜひ一緒に食べてみてくださいね。